今日の読書会は、ナチス強制収容所から生還した精神科医であるフランクルの著書ばかりを使った読書会。テーマは「『最悪』の状況から私を見つめてみる」です。

8冊選書している著書のなかで今日読みあったのは「夜と霧」と「<生きる意味>を求めて」

「<生きる意味>を求めて」は、この読書会ではなかなかに好評です。


フランクルの著書ばかりを使った読書会では、毎回新しいことに気づかされます。
今回、いちばん興味のあった言葉が「ユニーク」です。

大学に行くまで、この「ユニーク」という言葉の中に「面白い」という意味だけを先行していた私(笑)
もちろん、フランクルの著書で示されている「ユニーク」は、語源にみる「唯一無二」という意味。

誰もが「ユニーク」な人生である以上、そこに「何のために生きるのか?」という問いは愚問なのでしょう。
自分だけにしか辿れない人生を歩むのみ。
まだ見ぬ出来事に怖れることがあったとしても、その世界には必ず、あなたを待っている誰かや何かがあるということ。
あなただけの「意味」があるのだと。

フランクルの文章から得られる自分なりの言葉をお互いにシェアしながら、「そもそも『最悪』とはあるのだろうか?」を考える読書会となりました。

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