二世帯が一つ屋根のしたで暮らしていると、大人同士の世代間ギャップがおきます。

たとえばこんなとき。
子どもが「この問題わからない、、、」と宿題を出してきたとき。

そこには30代の母親と、60代のおばあちゃんがいて、子どもに解き方を解説するために、まずは大人もその問題に挑戦します。

すると、ときどき、、、おばあちゃんと私の解き方が違うことがあります。

なんでそんな風に考えるの??と思いながらも、おばあちゃんの話を聞くたびに「そんな考え方もあるんや!!」と新発見するわけです。
子どもの勉強にもかかわらず、子どもより大人たちが興奮しているという具合。

たとえそれが小学生の算数の解き方であっても、「これまでにない新しい発見」が得られることは嬉しいものなのだな、、、と不思議な感覚が巡ります。

けれども、たとえば普段いつも通る道から2本東の道を通ってみると、自分好みの素敵なカフェが目に留まったり、立ち寄った本屋さんで目についた思想の本を、普段は読まないのに何となく目を通してみるととても面白かったり。

<いつもと違う>なかに、偶然の出会いともいえる「新しい発見」を得ることは珍しくないのです。

 

それを「それはいつもと違うから」と拒否ばかりしていてはどうでしょう?
せっかくの自分好みのカフェも、面白い本にも出合うことはありません。

こういうものを「食わず嫌い」とでもいいましょうか、、、

「嫌い」だと思っていたものを「好き」になってみたり、「面白いはずがない!」と思っていたものを、仕方なくやってみると意外に面白かったり。
ときには、ついつい時間を忘れて没頭してもいいような「お気に入り」に出合うかもしれないのです。

さてそんな「食わず嫌い」。
Read For Actionで治してみませんか?

とくに、異なる価値観の「食わず嫌い」が治ります。

 

なぜなら、Read For Actionは価値観の違いを受け入れるための新しい本の読み方だからです。
しかもRead For Actionでは、ひとつの概念に対する造詣を立体的に深めることができます。

 

たとえば、読書会で「ライバル」というテーマを扱っていたときです。

よく「自分自身がライバルです」という言葉を聞くことがありますが、そこを敢えて「自分をライバルにすることなく『ライバル』とは何か?を考えてみましょう」としたのです。

すると参加者の方から「今まで『自分がライバル』と使うことがよくありましたが、今日の読書会で、まだ限界までたどり着いていない今の自分は、その言葉をまだ使えないなぁと思いました。まだ余力があるってことですから、このまま前を向いて頑張ります!」との言葉がありました。

その方は、これまで捉えていた「ライバル」という概念が、読書会を通して広がった感覚があったとおっしゃっていました。そして、やることを恐れて言い訳していた自分の励みになったと。

自分の考え方を自ら変えるとこは、なかなか難しいことかもしれません。
それまでの経験を通して得た考え方なのですから、愛着もありますし、既に行動の指針にしていることもあるのです。
そんなとき、これまでの考え方を変えようとは、なかなか思わないものですから、外に出て違うものを取り入れようとは思わないかも知れません。

けれどもRead For Actionは、前提は「楽しみ」のための会です。

 

たしかに、Read For Actionで同じテーマを語るにしても集まる人が違えば異なる意見が出てきます。必ずしも、自分が賛成できる意見ばかりがあるとは限りません。
同じテーマでも、考え方の角度が違えば、主張する意見が異なることもあるわけです。

それでもRead For Actionは

誰かと考え方を共有する「楽しみ」
自分の考えを発表できる「楽しみ」
知らないことが知れる「楽しみ」

そのためにある読書会です。

考え方を「変えたい」と思えば変えればいいし、「変えない」と思えば変えない選択はできるのです。ですからこの読書会では、本の考え方や、誰かの考え方をみんなで議論するわけではありません。

<変わる、変わらない>という視点が大切なのではなく、お互いを<分かちあう>という視点を大切にしている読書会です。

 

まずは自分を知らせてみる。そして誰かを知ってみる。
そこから生まれる人の交流を「楽しむ」会だというわけです。

学びたい人は学びも得られる。
人との交流を楽しみたい人は交流を楽しめる。

価値観の違いを簡単に受け入れることができる本の読み方を使って、人と交流するRead For Action。
「食わず嫌い」で敬遠していたことも、楽しみながら分かち合うことができる方法です。

 

いかがでしょう。
このような読書会。

ぜひいちど、体感してみてください!

 

※Read For Actionで私がライターを務めたブログ掲載記事を、本ブログ用にリライトしてお届けしています。

 

 

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