子育てに「正解」などないといわれる一方で、自分たちの子育てがこれでいいのかどうか、、、
そんな不安に駆られながら、子供の「しかり方」に悩むお父さんやお母さんは、とても多いと思います。

子育てに「正解」がないからこそ、自分の子育てについて確認をするようにネットを検索したり、育児書を読むことがあるかもしれません。

ときには、「何をすればいいのか」が分からないことを不安に思い、先が見えないジレンマに悩まされることもあるでしょう。
そして、経験者が「いい」という子育ての基準に自分を当てはめてしまう。

一方で、育児書に書かれていることを頭で理解できても、いざそれを実践するとなると、本のようにはうまくいかないことが多々あると思います。

本に書かれた事例や「アーケタイプ」から外れれば、たちまち「どうしたらいいのか」が分からなくなる人も多いのです。

 

良質な育児書も、「読み方」しだいで、あなたをしんどくさせてしまいます。
けれども、あなたをしんどくさせる「読み方」が変われば、育児書は良質なアイデアの宝庫です。

ですから私は、読活をおススメしています。
そして、その第一歩として読書会を活用してみてください。

 

自分好みの本を選んで、ひとりで読んでいると、それ以上の視点を広げることが難しくなります。

もし子育て本のように「うまくすること」や「〇〇しましょう」が強迫観念になってしまったら、それができていない自分を追い詰めてしまうことにもなりかねません。

たとえば、「声を荒げること」が「してはいけない事例」とされているならば、それをやってしまう自分を責め立てることにもなってしまいます。

ですから、できるだけたくさんの本と出会って、さまざまな意見を知ってほしいと思うのです。

子育てなどの「正解がないもの」には、できるだけたくさんの意見を聞いてみることも大切ですし、かならずしも、本に書かれている意見や誰かの方法論を丸のみする必要はないのです。

ただ、「そんな意見もあるんだ~」と思うだけで十分です。

 

<子育てに関する本>とひとくちにいっても様々なアプローチがあります。
先輩ママからのアドバイスとしてアプローチしている本もあれば、教育の現場からアプローチしている本もありますし、あるいは、ビジネスという側面から子育てについてアプローチしているものもあります。

できるだけたくさんのアプローチに触れることで、ひとつを採用するなんて無理!と降参せざるを得ないのです。
「なにをすればいいのか?」という問いに対して、かならずしも「解がひとつだけではない」ことを、頭以外で実感せざるを得ないです。

 

とはいえ、、、せっかく、たくさんの意見を知りました。
であれば、、、そこから<自分だけのオリジナル>を作ればいいのです。

 

「ママのための読書会」という活動で扱う本は、すべて目を通し、どういう人が書いた本か?どのようなメッセージが込められているか?を咀嚼したうえで、胸をはってママにご紹介している本たちばかりです。

なかには「え?!こんな本も子育てに関するのですか?」などという言葉も飛び交います。

どちらかというと、分厚くて敬遠してしまうような心理学者や歴史学者、社会学者の本なども揃えています。

ところが、読書会を通してRead For Actionをすれば、、、その内容が馴染んでくるから不思議です。

読書会は、つねにこのようなステップを踏みます。
———-
・本に聞きたいことを質問する
・本から得た答えを自分の言葉でシェアする
・本について語る人の言葉を聞く
・本について、あるいは自分が思うことについて意見交換し合う
———

参加ママからは
「こんな本からでも、子育ての道しるべとなるものが得られるものなんですね!!正直、驚きました」
「読書会で初めて手に取った本ですが、たんなるそこに書いている内容を把握するだけかと思っていたけれど、そうでもないことがよくわかりました。本の内容を把握するだけではなく、それを智慧に変える、という意味が分かったように思います」

というご感想もいただきます。

 

もちろん、読書会では良質な本からたくさんのアイデアを得ることができます。
けれども、アイデアを得るだけではなく、そこから「あなたにしかできない子育て」のアイデアをつくるお手伝いを、読書会中にしていきます。

良書とて、いつでも悪書になりえるからこそ、「自分に馴染むカスタマイズ」が欠かせないのです。

 

知識を得るだけではなく、それを無理なく使えるようにすること。
そうして良書たちは、いつまでもあなたの子育てをサポートしてくれます。

誰かの選書から、なんとなく「読んでもいいかな~」と思える本を、とりあえず選んでみることから始めてみませんか?

このブログでも<ママに知ってほしい!>と思う本をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

▶ママへ

 

 

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